おすすめ美容法!炭酸の効果・効能とその使い方

美容やリハビリにも取り入れられている炭酸、実際何がいいの?炭酸の効果は知って活用するべきだった!なんとなく活用ではもったいない炭酸美容法をご紹介♡

数年前から何かと話題になっている炭酸水美容法や入浴法。依然衰えない人気はその効果だった。

炭酸美容法は最近流行っているかのように感じますが、実は古代からヨーロッパの人達に親しまれた療法だった

その昔、ハプスブルグ帝国の療養地だった「バーデンバーデン」では実に13種類の温度と成分の違う温泉があり、その中でも特に治療効果が高いと人気だったのが炭酸泉。

「炭酸泉浴が体に良い」と利用されてきた歴史は古いのですが、”なぜ良いか”という研究が始まったのは最近の事で、温泉研究の最高峰ミュンヘン大学の研究報告に「炭酸ガス濃度が高いほど血流が促進する」とあります。

 

 

なぜ炭酸泉が体にいいの?

炭酸が体にもたらしてくれる5つの効果をご紹介します。

 


 

① 血流促進効果で血圧を下げるので循環器系疾患に効果がある

呼吸から常に供給される酸素を細胞に送ることで人間は生きています。細胞で代謝された酸素は炭酸ガスとなり、呼吸や皮膚から排出されています。体の中の炭酸濃度が高くなると「運動などで代謝が活発になった」と脳が判断し、「血液をどんどん送ろう」と反射的に血管が拡張され血流が毛細血管にいたるまで促進されるのでアンチエイジングデトックス以外にも、冷え性、疲れ、肩こりなどにも効果があるうえ、動脈硬化心筋梗塞などの循環器系、糖尿病神経痛の病気にも良いとされています。

 

②炭酸ガスは末梢血管まで拡張する作用があるので美容にも効果的!

血管の約98%を占めている毛細血管・末梢血管は細胞に酸素や栄養を送り届ける重要な役割を果たしています。正常な毛細血管は柔軟でしなやかですが、不調な状態の毛細血管は硬化して血液の流れが悪くなっていますので、筋肉や細胞に必要な酸素を供給できなくなり痛みむくみに繋がるのです。また、髪の毛の毛根にも血管はつながっていて髪の毛に栄養を送る役割もあり、栄養がうまく送れないと白髪エイジング毛につながってきます。

 

③肌や髪の毛を弱酸性に戻してサラサラな髪やしっとりした肌にしてくれる

炭酸水は弱酸性で髪や肌のpHバランスを整える事ができますので、シャワーをかけるだけでサラサラな髪やしっとりした肌になります。
髪や肌は20種類のアミノ酸が集まったタンパク質で出来ています。その20種類のアミノ酸が一番良い状態でいられるのは弱酸性でpH5.5前後です。通常のお湯はpH7前後で肌から見るとアルカリ性ですが炭酸泉はpH4.5~4.8で、シャワーを浴びる事により肌を素早く等電点に持って行く事ができます。
その結果、髪の表面のキューティクルや肌の角質が整い、髪や肌の面が滑らかになり、適正な水分保持が可能になるため髪のサラサラ感や肌のしっとり感を出す事が出来るのです。

 

④炭酸の泡は肌や髪の毛に残った皮脂や汚れを落としてくれる

炭酸は肌や髪に付着した皮脂や汚れに付着して肌から引きはがす効果があるので、普通のお湯で洗うよりはるかに汚れを落とす力がありす。炭酸を使う事により、髪や肌に付着した汚れを素早く落とすため、お湯や石鹸の消費量が少なくてすみます。
皮脂はそもそも身体を保護する為にありますが、過剰な皮脂に汗や汚れが吸着し酸化するとpHバランスが崩れ雑菌の繁殖や臭いの原因になります。その結果、肌トラブルにつながります。
炭酸はその原因を素早く取り去り、一番健康で清潔な髪や肌にリセットしてくれます。
前述したように、普通のお湯はpH7前後であり、肌から見ればアルカリなので、お湯だけでも肌の等電点は崩れタンパク質は劣化してしまいます。

 

⑤湯冷めしにくい

 

炭酸泉は低温でもしっかりと身体を温める効果があります。38°C前後の入浴でも血行が良くなり、暖かい血液が体の端々まで行き届きますので入浴中の深部体温は普通のお湯より高くなるという研究結果が出ています。今では様々な温泉や銭湯が炭酸泉を推奨しています。

さらに肌のキメを整えるため保湿と保温が効果が高くなりますので冷え性の方にはとくにお勧めです。

 

FUJII
炭酸を上手く活用すれば健康や美容に良いってことですね!
KANA
炭酸浴ってよく聞きますが飲んでもいいんですか?

浸かっても良し、飲んでも良し、塗っても良しの炭酸は美容に効果◎

そもそも美肌とは“しみ”“くすみ”がなく、きめ細かい潤いのある肌で美白であることを言います。その条件とは

  1. 新陳代謝がスムーズ
  2. メラニン色素ができにくく定着しにくい
  3. 皮膚自体が保湿性を持っている
  4. コラーゲンをしっかり含み、弾力を持っている

ということですね。ところが私たちの細胞は年を重ねると自然に再生が滞り、25歳頃から肌の老化が始まっていきます。この肌トラブルは、まず細胞の新陳代謝が衰えた事によって、表皮の一番奥にあるメラノサイトという細胞の代謝を鈍らせてしまいます。肌ではくすみの原因になりますし、髪の毛では白髪の原因にもなります。

炭酸の末梢血管を広げる効果には、新陳代謝を促進し新しい細胞が再生されやすくなることがあげられます。新陳代謝をスムーズにすることで肌の弾力を保つ効果のあるコラーゲンが増え、ハリのある透明感肌につながってきます。

さらに、炭酸は飲むことでもエネルギーの代謝を促進する作用があります。私たちが食事をすると体内で燃焼しエネルギーに変わり、最終的に水と炭酸ガスになります。炭酸水にはこの回路をスムーズにする作用がありますので身体の老廃物を早く外に出せるのです。

そして飲んだ炭酸水は酸性に傾きかけた身体を中和して疲れた体を元気にしてくれる作用があります。炭酸には血中の乳酸値を素早く下げる効果もあり、疲れが溜まったときや、なかなか疲れが抜けない時は“炭酸浴””炭酸を飲む”を試してみてください。

 

知っておきたい炭酸の活用方法

炭酸には大きく分けて2種類の活用方法があります。1つは「飲んで摂取する」事で一つは「肌から吸収させる」ということです。

飲んで摂取する場合は健康の事も考えてカロリーオフまたは純炭酸水を飲むようにしましょう。肌から吸収させる場合は炭酸浴、または炭酸パックがおすすめです。

 

炭酸浴ではパックより流動性がある為、身体がどんどんと炭酸を吸収していきます。濃度のオススメは1000ppm以上がおすすめで、図を見て分かるように濃度1000ppmのお風呂に浸かった時の血流量ははるかに高くなります。しかし、家のお風呂で機材もなく1000ppmを目指すのはとても難しく、リハビリテーションでの治療や美容室などで活用されています。

お家では炭酸入浴剤や手作りするなら食用の重曹とクエン酸で簡単に炭酸泉を楽しむことが出来ます。

炭酸の性質的に温度が熱いと抜けやすいため、38℃くらいのぬるめのお湯にクエン酸大さじ3~4杯 重曹大さじ3~4杯程入れて溶かせば完成です(^^♪

炭酸浴には毛細血管も広げる効果があることは前述しましたが、週に2~3回ほど浸かると毛細血管がしっかり発達してきます。

末端冷え性の方はタライやバケツなどにぬるま湯をためてクエン酸大さじ2~3杯 重曹大さじ2~3杯程入れると高濃度炭酸足湯の出来上がりです。15分くらいテレビを見ながら足を付けていると毛細血管に血が行き渡り、足がポカポカしてきて出すころには浸かっていた足が真っ赤になっていますので実感としても、見た目でも効果がとてもよくわかりますよ(^^)

炭酸パックもオススメ!

炭酸パックはその効果から、商品としても多くなってきています。基本的にはクエン酸と重曹を利用するものが多く、自宅でも重曹・クエン酸・キタンサンガム・グリセリンなど近くの薬局で手に入るもので簡単に作ることが出来ます。
気を付けていただきたいのは、手作り高濃度の炭酸パックを毎日しすぎると顔の毛細血管が発達しすぎて逆にシミやそばかすのもとになってしまうかもしれないということです。何事もやり過ぎは良くないということですね(;^_^A

炭酸パックの作り方については様々な記事が出ていますが、基本的には同じですので詳しく知りたい方はこちらをクリックしてみてください!

 

 


 

ここまで読んでいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?身近にある炭酸ですが活用方法を工夫すれば様々な恩恵が得られます。これを機に是非皆様の生活に役だてていただければ幸いです。