ヘアカラーをより楽しむために。大切な事はリスク管理だった!

カラーをするうえで一番大切な事って何でしょうか?

ヘアカラーは今、私たちの生活を少し彩ってくれる大切なスパイスです。ヘアカラーは雰囲気を華やかにしてくれたり、気分を変えたり、自分を主張したり、若々しくみせてくれたりと様々な楽しみを与えてくれます。人は鏡で老けた自分を見ると脳が勝手に代謝を落とし、より老けていくという研究結果があります。白髪をカラーでカバーしていくことや、お肌を若々しく保つことなどは、アンチエイジングにも一役買っているということです。

では、生活に当たり前になったヘアカラーを楽しみ続けるにあたって「大切な事は何か」美容のプロとしてしっかりとご説明していきます。

ヘアカラーにはいろいろな種類がある!

ヘアカラーと一言で言っても現在は様々な種類があります!

大きく分けると「化粧品」「医薬部外品」か、ということです。

化粧品とは

日常的に使用しても安全で人体への作用が少ないもの。

ヘアマニキュア・ヘナ・カラーバター・カラーシャンプーなど

医薬部外品とは

人体への作用は比較的穏やかだが長期的に使用すると副作用を及ぼす可能性がある物

ヘアカラー・ブリーチなど

医薬品に関してはご存知の通り、症状を予防、または治療する効果を持ち、効果に相反する副作用を持つものです。化粧品は一番安全だけど効果も少ない。医薬品は効果はしっかりあるけど副作用もある

真ん中の「医薬部外品」は簡単に言うと “効果は化粧品よりあるけど個々人や使用頻度によって副作用の注意が必要” ということです。ここでいう副作用とはアレルギーの発生率も含めての事です。

 

つまりヘナやヘアマニキュアなどは比較的作用が少なくもし頻繁に使用しても安心して使える範囲内の作用。アルカリヘアカラーは使用上の注意が必要ということです。

現在、カラーをされている方の大半はアルカリヘアカラー(医薬部外品)で実はとても注意が必要なものなのです。


こちら、消費者庁に届け出のあったアレルギー性の皮膚炎で症状がでた件数の推移です。


こう見ると毎年一定数のアレルギー反応が出ている方がいるのが分かります。(消費者庁に届け出が出されていない例もかなりあると思います。)

このアレルギーは"ジアミン"というアルカリカラー剤に含まれているカラーの色味を発色させるための物が主な原因と言えます。

アレルギーは花粉でいえば蓄積されていき、コップから溢れたら発症すると言われているように。
アレルギー物質の強さ×頻度×時間で、発症率は高くなります。アレルギーは一度発症すると重症化することもありますので二度とカラーはできなくなるといっても過言ではありません。

 

しかし、下の図では白髪が気になる為か、1ヵ月に2回以上カラーをされている方が50代を中心に多くなっています。

さらに、どこでヘアカラーを行うかという調査では

という回答になりました。
そのなかで、「症状が出て病院を受診した」と答えた方は自宅でのセルフカラーで9.7%ヘアサロンでのカラーで3.6%でした。

自宅でのカラーアレルギー発症率がヘアサロンでのカラーより3倍高いのはカラー剤への認知度と対応策の違いと言えるかもしれません

アレルギー物質、ジアミンってなに?

 

ジアミンはカラーの色味を発色させるのに必要な成分というのは先述した通り、ヘアカラー剤には現在必ずと言って入っています。

このジアミンという成分は色々な種類がありますが現在、主に使われているのはパラフェニレンジアミンという名前のジアミンで発色やコストパフォーマンスの面でとても優れています。一般にかぶれにくいとされる植物性染毛剤のヘナ製品の一部にも、パラフェニレンジアミンが含まれていることもあります。

しかし、このパラフェニレンジアミンは感作性の強い物質として知られています。一度感作してアレルギーになってしまうと二度と使えない覚悟が必要です。

 

現在、ヘアカラーは色々な種類があり薬局などでも簡単に手に入ります。自宅でも簡単に行えるので活用している方も多いかと思います。ここで大切なのは美容師側も消費者側も十分な知識を持って行うということです。

自宅でされていると「テレビを見てたらついつい1時間経っちゃったわ」なんてこと、絶対ありますよね??(笑)ジアミンは特に乾燥肌、油分の少ない状態の肌だと感作しやすくなってしまいます。時間を長く置きすぎるとアルカリで頭皮の油分が溶けてアレルギーになりやすくなります。その他、アルカリによる皮膚炎の心配もあります。

セルフカラーでのアレルギー対策として

  1. 自分の肌の状態をしっかり見極める事。
  2. カラーを塗布する前にしっかり頭皮を守ってくれる油分を足しておくこと。
  3. 最高30分を目安に時間を置く事。
  4. ピリピリしたりいつもと違う感じがあれば我慢せず早めに流す事。
  5. カラーした後はアルカリをしっかり取ってくれるシャンプーやトリートメントで頭皮をケアする事。
  6. カラー後は頭皮が乾燥気味になるので保湿をしっかりする事。
  7. 前回カラーしてから3週間程は間を空けること。
  8. パッチテストも効果的。
FUJII
おすすめはやはりサロンでのカラーリングです

サロンでのカラーリングは安い?高い?

セルフカラーリングをされる背景には次のようない大きな理由があるかと思います。

  1. 時間がなかなか取れない
  2. 家でカラーリングした方が安い

どちらにもメリット&デメリットがあります

サロンでカラー

  • 安心感
  • 傷みが少なく済む
  • 色味が豊富
  • 髪質・頭皮に合わせてプロが薬剤選定
  • デザインカラーなども楽しめる

ホームカラー

  • いつでも好きな時に出来る
  • 薬代だけで出来る
  • 待ち時間も用事が出来る
  • 思い通りにならなくても自分の問題なので腹が立たない

というふうに両方に良いメリットがあります。ですが、やはり安価で済む分ホームカラーのデメリットは色々あります

サロンカラーのメリット

  1. ホームカラーでは傷んでいる髪の毛も傷んでいない髪の毛も同じ薬でしか染めることはできません。したがって傷んでいる髪の毛はさらに傷み、色ムラの原因になります。
  2. サロンで使われているカラー剤と家で使われているカラー剤には根本的な薬剤の違いがあります。それは配合されている「アルカリ」です。サロンカラー剤は「アンモニア」をメインとして配合されています。ツンとした匂いがデメリットですが、それは揮発(空気中に溶けだす事)しているという事なので髪の毛や頭皮に残りにくく傷みが後々進行しにくい事がメリットです。ホームカラーはお風呂など狭い場所でアンモニアを使うと揮発成分を吸い込み気分が悪くなるなどの健康被害があるなどの理由で揮発しにくいアルカリを使用しています。
  3. サロンカラーでは「前処理」といって地肌を守ってくれたり、傷んだ毛先にカラーを塗る前の保護があり、「後処理」といってアルカリのオフや持ちをよくしてくれるトリートメントなどのケアを無料で行ってくれるところもあります。
  4. プロのカウンセリングと判断を受けることが出来るため、頭皮や髪の毛の状態やにより施術方法を考えてくれます。

サロンのカラー料金には何が含まれている?

ホームカラーに含まれる料金は基本的に薬代だけかと思いますが、サロンのカラー料金には次の3つが基本的に含まれています

  • 薬剤代
  • 人件費(教育費&技術代)
  • 店舗、光熱費

薬剤代と一言で言っても薬剤も様々です。実はプロが使う薬剤には安いものから高いものまで実に3倍の金額の開きがあります。市販の薬剤で3倍の金額の違いがある薬剤はありませんよね?
、プロの使うカラー剤によっても安全性や頭皮への配慮、髪のへの配慮がされているカラー剤はどうしてもお値段が高くなりやすいです。

つまり、プロが使う薬剤でも市販と同レベルの物を使っている美容室もあるので美容室だからどこでも良いというわけではありません。さらに、美容室によっては先述したように頭皮を守る薬剤・髪の毛を守る薬剤・余分なアルカリをとる薬剤などを使えば薬剤コストはホームケアの3倍ほどにはなってきます。

サロンカラーの値段はそのお店がどういう所にこだわっているかによっても変わってきます。こだわりのあるサロンは必ず色味とは別にこだわりのポイントを話してくれると思います。そういうお店のこだわりなどを聞いて値段にあった価値があるかどうかを判断するのは個人個人の判断であり、その判断要素は個々で違ってきます。

 

ヘアカラーで気を付けたい事まとめ

ヘアカラーを安全に楽しんでいただくために大切な事はヘアカラーは医薬部外品だという認識をしっかり持って頂く事です。先述したように医薬部外品とは効能はあるけど副作用もある程度覚悟していただかなくてはいけないものですので、危険性をある程度は認識していただく事で、今まで以上に肌の状態や頻度など気を付けていただけるかと思います。

  1. 肌の状態がいつもより調子が悪い時は無理にカラーをしない
  2. ホームカラーでは塗り終わって20分程で洗い流す
  3. 頻度は最低でも2週間は開ける
  4. カラーをした後は頭皮が乾燥気味になるので優しいシャンプーを使う
  5. カラーを塗っていて異変があった時は即刻カラーを洗い流しパッチテストをする

 

最後に・・・。

ヘアカラーは私たちの生活を華やかにしてくれます。是非、効果より安全や安心をとってカラーリングを楽しんでください(*´▽`*)